2005年12月21日

新石垣空港

長野は3日連続の真冬日。雪がちっとも溶けない。
南の島が恋しくなったところへ、今夏行った石垣島に関するニュースが。
島にとっては30年来の懸案だった新空港の建設が決まったという。

新空港は当初、世界的にも極めて貴重な白保地区沖合の珊瑚礁を
埋め立てる計画で、国内外から激しい反対運動が起こった。
私が石垣島の名前を知ったのも、この騒動から。
八重山の海の美しさも、心に強く刻まれていた。

念願かなって石垣島を始めて訪れたのは、今年の夏休み
羽田からのJTA直行便が石垣空港に着陸したとたん、
座席から前に飛び出しそうになるほどの急ブレーキにびっくりした。

現空港は滑走路の長さが1500mと、国内のジェット化空港で最も短い。
ここへ航空各社が主に飛ばしているボーイング737は本来、
離着陸に2000mの長さが必要だというから、
ブレーキングの凄まじさも想像してもらえるだろう。
逆に離陸時は機体を軽くしフル加速しなければならないため
燃料が多くなる羽田までの直行便はない。

石垣島民の多くは、今回の決定を歓迎しているようだ。
観光客は確実に増えるだろうし、
重量制限で積み残しが出ることもあった農産物の輸送にも弾みがつく。
(石垣のパイナップルは既成概念が崩れる美味さ!)
市街地のすぐ東に位置する現空港より、騒音は軽減されるからだ。

しかし、島東部の建設予定地には希少なコウモリ類が生息。
沖縄本島で問題化している、工事による赤土流出も
白保の珊瑚に影響を与える懸念があり、反対運動も根強い。

断片的な知識で、事実は違うのかもしれないが
八重山では、もともとの島民と新住民の間に溝があるという。
新住民は商売をうまくやっている人が多く、経済的にも豊か。
こうした人は(楽園を守ることにもなる)自然保護運動にも熱心だ。
(南の島にあこがれて移住したものの、
働き口などが少なく、夢破れて去る人も少なくないそうだが)
旧来の島民は、厳しい自然とともに地道に暮らしてきただけに
活性化への期待は大きいのだ。

ただ、旧島民も大規模開発には抵抗感があるようだから、事は難しい。
今年、島北西部の米原地区に330室の大型リゾート施設計画が
持ち上がったが、地元を中心に反対が強く、
自然保護を最優先した計画に練り直すことになったという。

交通の便はよく、美しい自然は残して−
一旅行者でしかない私の思いは、無責任で身勝手すぎるか…

●きょうのピックアップ
「103ヵ所一斉捜索」
捜査当局は国民の厳しい目を意識してか、やる気のようだ。
それに対して、事実解明に消極的な与党。その裏に蠢くものまで
捜査の手を伸ばしてほしい。
posted by Bensan at 04:08| 長野 曇り| Comment(0) | TrackBack(0) | 沖縄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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